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INTERVIEWインタビュー
FOVE Inc.  CEO/Co-Founder 小島 由香

ゲームの世界から飛び出し、モノづくり分野で起業

世界初の視線追跡型VRでヘルスケアの進化に貢献したい

FOVE Inc.  CEO/Co-Founder 小島 由香

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ハードウェアの分野で日本から世界に挑戦するスタートアップがFOVE(フォーブ)だ。2015年5月より実施した「KickStarter」キャンペーンで48万ドル強を集め、注目された。成長期を迎えた同社CEOの小島氏にプロダクトの特徴などを聞いた。

※下記はTech通信Vol03(2015年12月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

鍵盤を目で追うだけでピアノを弾くことも可能に

―VR用HMD「FOVE」の特徴はなんですか。

 世界で初めて人の視線を追跡し、感情を読み取る「アイトラッキング機能」を取り入れたことです。たとえばゲームなら「視線を送ることで敵の宇宙船を撃ち落とす」「見つめることでキャラクターの注意を引く」といったことが可能になりました。

 また、ヘルスケア分野での活用も考えられます。手足を動かせない方が目線でロボットを操作してコミュニケーションを取ったり、鍵盤を目で追ってピアノを弾いたりできる。そうした活用法の実験を進めています。

―小島さんはゲーム分野でキャリアを積んできたそうですね。なぜハードウェア分野での起業だったのですか。

 前職の大手ゲーム会社時代、企画コンペで「ゲーム機の内蔵カメラを利用して、視線追跡機能や表情認識機能をもうける」というアイデアが通ったのです。映像クオリティがどれだけ進化しても、キャラクターとのやりとりにはボタン操作が必要。「リアルなコミュニケーションをゲームで再現したい」と思いついた企画でした。

 でも、念願だったゲーム化は予算の都合で頓挫。そのことをラーメン屋で長年の友人であるWilson(現:FOVE のCTO)にグチっているうちに「新しいハードが必要だね」と意気投合。「オレ、つくれるよ」というので、「じゃあつくろう」というスタートでした。

ビジネスの主戦場は米国。ものづくり開発は日本

―2015年2月に本社をサンフランシスコに移転しました。

 VRで市場がいちばん大きいのは北米。なかでもサンフランシスコはコミュニティーがいちばん大きいので、そことの関係性を維持していくためにも拠点は必須でした。

 というのも理解者が増える一方で、海外の40代以上の人からよく聞かれたのが「ゲーム以外でなにができるの?」。「オタク向けのエンタテインメント」では市場は広がらないと痛感しました。だからヘルスケアの分野で「こんな使い方もできる」と発信することが重要なのです。

 ただし開発部門は部品調達先や発注先のネットワークがある日本に残しました。VRのコアテクノロジーの大半は日本企業のR&D部門から生まれたものですから。

―今後のビジョンを教えてください。

 まずは量産体制を整え、先行予約してくれた支援者に対する「2016年夏に初出荷」の約束を確実にクリアしたい。その1~2年後には、FOVEのもつ可能性をフルに活かしたVRコンテンツをつくりたいですね。

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小島 由香(こじま ゆか)プロフィール

新卒で株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントに入社、ゲームプロデューサーとして『サルゲッチュ』『俺の屍を越えてゆけ』などを担当。グリー株式会社を経て、2014年5月にLochlainn WilsonCTOと共同でFOVE Inc.を設立。2015年に本社をサンフランシスコに移転。スタートアップ関連の支援プログラムやイベントなどでなんども表彰されている。

企業情報

設立 2014年5月
従業員数 7名
事業内容 家庭用視線追跡型VR(仮想現実)用ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「FOVE」の開発
URL http://www.getfove.com/jp/

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