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INTERVIEWインタビュー
株式会社デジサーフ 代表取締役 Yoshinobu Takahashi

ワクワクする夢を次々と実現する原動力

人生を豊かに彩る新しいO2Oサービスで日本人の余暇スタイルを変革

株式会社デジサーフ 代表取締役 Yoshinobu Takahashi

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サーフィン、スノーボード、BBQ―。アウトドアレジャーに関係するO2Oサービスを次々と立ち上げ、急成長しているITベンチャーがいる。神奈川・湘南に本拠を構えるデジサーフだ。新しい都市型レジャーとして大ブームを起こしているBBQ施設『デジキュー』の成功要因や起業の経緯などを代表の高橋氏に聞いた。

※下記はTech通信Vol04(2016年5月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

「もっと快適に」の想いでレジャーの不便を解消

―事業内容を教えてください。

 アウトドアで楽しむレジャーにまつわる(※)Online to Offline(以下、O2O)総合サービスを提供し、エリア的に立地はよいのに集客できない場所を安く借りてITの力で集客し、売上を上げます。「余暇をもっと快適に」というスローガンのもと、ワクワクするような余暇をプロデュースしています。

 たとえば、現在の主力事業である『デジキュー』。これは「BBQの楽しみを、もっと身近に、便利に、簡単に実現させたい」との想いをカタチにしたO2Oサービスです。

 BBQは「屋外で自然をいっぱい感じながら、仲間と一緒に楽しめるレジャー」として人気を集める一方で「準備や片付けが大変」「場所がない」などの不便な点もありました。そこで『デジキュー』では、BBQのマイナス面を解消。ワンストップで会場予約や機材レンタル、食材調達をできるほか、決済も可能です。これにより“手ぶら”でBBQを楽しめるようになりました。

 このほか、スノーボード、サーフィン、ジェットスキーなど、さまざまなスポーツイベントの情報を公開し、 その場で参加エントリーできる『デジエントリー』。全国の人気サーフポイントにライブカメラを設置し、リアルタイムで“波中継”する会員制サイト『波通』も提供しています。

※Online to Offline : ネット上(Online)からネット外の実地(Offline)での行動へと促したり、オンラインでの情報接触行動をもってオフラインでの購買行動に影響を与えるような施策やサービスのこと

―『デジキュー』の開発経緯を教えてください。

 大きなBBQ場を運営している公園管理者からの相談が始まりでした。

 公園管理者の本業は、あくまでも公園全体の維持管理。BBQ場の貸し出し業務ではありません。しかし、アウトドアレジャーの人気の高まりからBBQ場利用の予約申し込みが殺到するようになり、電話対応で職員が忙殺。住民の方たちからは「電話がつながらない」といったお叱りを受けることが多くなったそうです。

 そこで職員の業務負担軽減と利用者の利便性向上を両立させるため「オンラインで完結する予約システムを構築してほしい」との発注を頂きました。

レベニューシェアを提案。無償でシステム構築

―BBQ 場の予約システムの開発依頼を受けたのですね。

 はい。でも、私はシステム構築だけではなく、「付加部分」にこそ価値があると直感し、別の提案をしました。それは「システム構築費は当社が負担します。そのかわりBBQの食材販売サービスとセットにして、売上をシェアしませんか」というアイデアです。管理者側からすれば、無償でシステム構築できるうえに、オンラインサービスによって利益が生まれるわけですから断る理由がありませんよね。

―付加部分とはなんですか。

 食材やBBQ機材の調達などです。重くてかさばる調理機材の持ち運び、大人数の食材・飲み物の調達など、BBQは付加部分の準備が大変なレジャー。それを有料で利用者に販売・レンタルすれば「大変さ」が解消され、絶対に支持されると思いました。

 その提案が採用され、予約とECから『デジキュー』はスタートしました。しかし、やっていくうちに評判を聞きつけた他の自治体から「BBQ場の立ち上げからビジネススキームの構築、その後の運営までを一貫してやってもらえないか」。そんな相談を受けるようになり、ITからリアルへとビジネスが大きく展開。そして、初めて立ち上げから任されたBBQ場で、機材使い放題・食材は持ち込み自由で一律料金という、『デジキュー』の現在のスタイルを確立しました。

アウトドアレジャーは都心部にこそ不可欠

―リアルビジネスに踏み込むのはリスキーだと思いませんでしたか。

 逆ですね。IT 事業のほうがアタリ・ハズレのギャンブル性が高く、し烈な無料サービスの戦いも多すぎます。しかし、リアルビジネスの場合、ひとつのビジネスモデルを確立できれば水平展開によって事業規模を着実に広げられます。やり方次第で、ITビジネスよりはるかに安定的な成長が実現できるんです。

 実際、東京・お台場の商業施設の屋上に設置した『デジキュー』の成功をきっかけに、ほかの駅ビルや商業施設の引き合いが急増し、水平展開が加速しました。BBQは海や山、川でやるものというイメージが強く、都心部の商業施設の屋上にBBQ場を設置するのは常識外とされましたが、私には勝算がありました。

―どんな計算があったのですか。

 都会でアウトドアのレジャーを楽しむ新しいライフスタイルは、都市生活者に必ず受け入れられる。そう確信していたんです。

 都心部には仕事があっても、アウトドアのレジャーを楽しめる空間は存在しません。自然のなかで余暇を過ごすためには「脱都会で」というのが常識的な考えです。しかし、働く場所しかなく、余暇を楽しく過ごせる場所がない都市は不健全。遠出しなくても仲間と一緒に遊べる場所、家族や大切な人とリフレッシュできる空間がある都市の方がステキだと思いませんか。

 その点、『デジキュー』なら職場や家庭のそばにあるビルの屋上などにBBQを楽しめる空間を簡単につくれます。だから都市生活者に支持されたんです。ちなみに、BBQのオフシーズンにあたる冬場は、旬の牡蠣を提供する『かき小屋』も開始。『デジキュー』のプラットフォームを活用した新しい業態開発も進めています。当社は創業時からレジャーを軸にしたO2Oサービスを展開してきました。

 これから立ち上げる新規事業の軸もレジャーです。

成功に向かって前進する限り失敗はない

―起業時からレジャーをビジネスの柱に据えていたんですか。

 いいえ。当社を創業する前、私は24歳でSESのITベンチャーを起業。30歳でセミリタイアを決断しました。その後は、半年間は冬山にこもり、スノーボードインストラクターとして活動しながら競技者としてもスノーボード大会を転戦。春になると下山して海外でサーフィン、スノーボードをするという生活を8年間続けました。

 転機になったのは、そんなセミリタイア中に考案した海岸ライブカメラを使ったビジネスモデル。現在の『波通』の原型です。これが人気を集め、その頃、競技者としての天井が見えたことや「会社を大きくする楽しみ」に目覚めるできごとがあり、経営者として復帰しました。そのときに「これからはレジャーをビジネスの軸にしよう」と決めました。レジャーは、人生を豊かに彩るために必要不可欠な要素だからです。

 趣味のスノボを通じて開発した『デジエントリー』や、その後の『デジキュー』も「余暇にイノベーションをもたらす」という発想で一貫しています。

―次々と新しいビジネスモデルを開発しています。失敗のリスクを恐れることはありませんでしたか。

 いまはうまく進まなくても、成功に向かってがんばっている最中は、それは失敗とは言いません。あきらめた時、ギブアップした時が失敗なんです。

 私は趣味のサーフィンやスノボの経験、さらにはITシステム開発という仕事を通じて、最初はなかなかうまくいかなくても、あきらめずにやり続ければ必ず上達するということをわかっています。ですから、現在のビジネスでもたくさん苦労はしています。しかし、成功に向かってがんばれる限り、失敗はないと考えています。

 大切なのは、ビッグマウスになることかもしれませんね。みんなに「こうなる」とまず宣言してしまう。絶対あきらめることができなくなりますからね。そうすると、その目標を達成しないままでいる自分が恥ずかしくなり、自分を追い込んで、がんばり続けることができます。

『デジキュー』を進化させ地方創生の起爆剤をつくる

―経営者として大切にしていることを聞かせてください。

 レジャー、余暇という楽しいことを仕事にするなかで、「仕事は楽しい」と思えるようなビジネスをつくっていくことです。仕事が楽しければ、そこで働くことも当然、楽しいはず。当社ではそれが実現できます。

 自らの経験を通じてしか、人の幸せを肌で感じることはできません。ですから社員には「どんどん遊びに行って、いろいろ見てこい」と伝えています。自分たちで余暇を楽しみ、そこで得た体験や楽しさを新しいサービスのヒントにする。このような仕事のスタイルは当社独自のものでしょう。

―今後のビジョンを聞かせてください。

 当社独自のO2Oのアプローチを駆使し、日本全国に『デジキュー』の進化版を展開。「地方創生」の起爆剤にしたいですね。いま構想しているのは、遊びとショッピングモールが融合した壮大な集客力を持つ施設です。

 これからもインターネットを通じて、人々をワクワクさせるような事業や夢を、次々と実現させていきたいですね。

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