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INTERVIEWインタビュー
ウルシステムズ株式会社 主催者 Masaki Yamakawa

第一線のエンジニアが考える理想の成長環境

ニッポンにもシリコンバレーに匹敵する環境はある

ウルシステムズ株式会社 主催者 Masaki Yamakawa

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新しい技術を駆使して社会的にインパクトのある仕事をしたい――。そんな日本のエンジニアがつどう場がある。「Japan Apache Geode UserGroup」。インメモリーデータグリッド技術「Apache Geode」に注目するエンジニアたちのコミュニティである。発起人は、最先端技術を用いた大規模システムを手がけるウルシステムズのマネージングコンサルタント、Yamakawa氏だ。同氏にコミュニティの役割などについて聞いた。

※下記はTech通信Vol05(2016年11月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

エンジニアが最新情報に触れ刺激し合える場をつくりたい

―Yamakawaさんはコミュニティを主催しているそうですね。

 はい。「Apache Geode」の国内での普及を目的としたコミュニティを主催しています。「Apache Geode」は分散インメモリー・データグリッド、つまり大量のデータを、ストレージを使わず複数サーバのメモリー上に分散して管理する仕組みを提供します。データ格納手段としてはリレーショナルデータベース(RDB)が長らく利用されてきましたが、拡張性が乏しく利用者数やデータ量が増加すると、しばしば性能のボトルネックになります。「ApacheGeode」はこうした課題を解決します。IoTやFinTechをはじめ、大量データを超高速に処理するシステムの基礎技術になるはずです。

―そもそも、どんなきっかけで「ApacheGeode」を知ったのですか。

 「Apache Geode」はもともと米Pivotal社が商用製品「Pivotal GemFire」として提供してきたものです。私自身は、商用製品の頃から関わりをもっていました。実際のプロジェクトでも使用したことがありましたし、「GemFire」を使った独自のソリューションも開発しました。オープンソース化されると知ったとき、これは面白いことになったと思ったんです。

 なぜなら「GemFire」は性能面では折り紙つきでしたが、とにかく価格が高かったのです。そのため、金融機関や国防など限られた分野でしか利用されてこなかった。オープンソース化されれば、誰もが自由に利用できるようになります。さまざまな分野で一挙に利用が進むと考えました。

―そこでコミュニティを立ち上げたというわけですね。

 はい。すでに欧米では導入が進んでいますが、国内ではまだ事例が多くありません。情報量も限られています。私自身も必要な情報は米国のエンジニアと直接やり取りして集めていました。国内で「ApacheGeode」を普及させるためには気軽にエンジニアが最新情報に触れ、情報交換する場が必要だと考えました。それでコミュニティを立ち上げたんです。

 今年6月に東京・六本木でコミュニティ立ち上げのミートアップを開催したところ応募が相次ぎ、あっという間に定員100人が集まりました。「日本でも注目が集まっている」と感じた瞬間でしたね。

互いに刺激し合える環境がエンジニアの成長には不可欠

―「Apache Geode」以外にも新しい技術に触れることが多いそうですね。

 最近だと、「Apache Spark」の弱点を克服した分散処理フレームワーク「ApacheApex」、ビットコインやスマートコントラクトでの活用が期待されている「ブロックチェーン」などを手がけました。また、当社のインメモリー処理向けデータ圧縮ソリューション「ULFIRE MemoryOptimizer」にも携わっています。

―業務ITで新しいテクノロジーを使うのは難しい印象があります。

 たしかに高い信頼性が求められる分野なので、枯れた技術が評価される面はあります。ただ、それだけではお客さまの課題は解決できません。とくに最近はビジネスを革新するために、最新のテクノロジーを貪欲に取り入れようとする企業が増えています。必然的に最新技術に触れる機会は多くなりますよね。

 お客さまが問題に直面した時点で検証を始めるのでは、解決策をすぐに提示することができない。私たちはつねにお客さまニーズを先回りする必要があります。業務ITは予算規模も社会的なインパクトも大きく失敗が許されない。本気で成長を遂げたいエンジニアにとっては刺激的な環境だと思いますよ。

―成長を志すエンジニアにメッセージをお願いします。

 なによりも“環境選び”が重要です。高い技術力をもった人材がつどい、最新のテクノロジーに触れられる。そんな環境に身を置けば、自らの成長を加速させることができます。多くのエンジニアがシリコンバレーに憧れを抱くのはまさにそうした理由からでしょう。

 もちろん、日本にもそうした環境はあります。私がいまいる職場もそのひとつ。経営陣は全員エンジニアでテクノロジーに強い愛着をもち、業界でよく知られた技術書を執筆した人間もいます。代表は海外のIT事情に通じ、毎年のようにシリコンバレーに渡って新しいテクノロジーをもち帰ってきます。そんな環境に惹かれて感度の高い人材がつどい、相互に刺激し合うという好循環があります。

 同様の会社は国内にもたくさんあるはず。規模や知名度にとらわれず、自分を伸ばせる環境を探してみてください。

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Masaki Yamakawa(まさき やまかわ)プロフィール

1978年、熊本県生まれ。ITシステム会社を経て、2007年にウルシステムズ株式会社に入社。分散処理、インメモリー処理などさまざまな技術を駆使して日々、業務ITに関する課題を解決している。2016年6月、「Japan Apache Geode User Group」の発足に携わる。

企業情報

設立 2000年7月
資本金 1億円(2016年3月31日現在)
売上高 48億6,668万円(2016年3月31日時点:連結= ULSグループ)
従業員数 264名(2016年3月期:連結= ULSグループ)
事業内容 戦略的ITコンサルティング事業
URL https://www.ulsystems.co.jp/

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