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INTERVIEWインタビュー
株式会社レゴリス 代表取締役社長 Kenji Ito

6,000の工事現場での導入実績を誇る自社プロダクトを展開

時代の波に乗り急拡大を続ける建設Techの世界的パイオニア

株式会社レゴリス 代表取締役社長 Kenji Ito

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人手不足がますます深刻化する建設業界で、業務効率化をはかるIT化、すなわち❝建設Tech❞の導入が急速に進んでいる。この分野において、国内のみならずグローバルでみてもパイオニアといえるのが、2000年に設立されたレゴリスだ。同社の図面管理・情報共有システム『SpiderPlus(スパイダープラス)』は、建設現場で用いられる図面・帳票をデータで一元管理。施主・元請けの建設会社・現場の職人にいたるまで情報を共有し、施工の段取りの効率化と正確性の向上に貢献。業界の「働き方改革」にも寄与している。国内での快進撃に続く他業種や海外への進出のビジョンと求めるエンジニア像について、代表の伊藤氏に聞いた。

※下記はTech通信Vol.07(2018年4月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

モバイル端末とクラウドの進化でブームが到来した

―「建設Tech」について、最新トレンドを教えてください。

 国内において建設Techのブームが到来したのは、この2~3年ですね。欧米はもう少し早く、建設現場でiPadなどのタブレットを活用するようになりました。シリコンバレーでは、そのためのシステムやツールを提供するスタートアップが続々と生まれ、ユニコーン企業も出ています。その後、国内の建設会社に波及してきたという流れです。

 いまや150社超の建設会社が導入し、約6,000の建設現場での活用実績を誇る当社の『SpiderPlus』も、ローンチして最初の3~4年はユーザーの獲得にかなり苦戦しました。最近は前年比200%以上で順調に利用ユーザー数が推移していることを思えば、隔世の感があります。

―以前から建設業にもIT化のニーズはあったと思います。なぜ最近まで導入が進まなかったのでしょう。

 さまざまな要因がありますが、テクノロジーの側面からいえば、モバイル端末の能力とクラウドサービス自体への信頼性。この2つの壁が大きかった。

 図面や施工写真をデジタル化して建設現場にかかわる全員で共有することに高いニーズがあったのですが、昔のモバイル端末ではCPUが不足していて、そのニーズにこたえられなかったのです。いまはそれができるようになった。

 また、建設会社は施主の機密情報をあつかうので、セキュリティには敏感です。以前のクラウドシステムはその点で不安視されていた。いまでは信頼性が高まったので、導入に積極的になったわけです。

 それにくわえて、建設現場にもタブレットに慣れている若手メンバーが増えてきたこと、人材不足で業務の効率化をはかる必要性に迫られたこと、政府が旗を振る「働き方改革」を実現する施策が求められていること。これらの要因が導入をあと押ししています。実際、『SpiderPlus』の導入で労働時間短縮に成功した建設会社の事例も多くあります。本部から現場の複数のタブレットへ一斉に指示を出したり、遠隔地でもチェック・指導できるので、ミスや指導時間の削減にもつながり、建設現場でいままでになかったコミュニケーションツールとしても活躍しています。

鉄道や航空分野への進出も

―施工写真や検査記録の整理といったバックオフィス業務を大幅に節約できるのが支持されている要因なのですね。

 ええ。とくに工事の元請けである総合建設会社よりも、その下請けになる空調工事や電気設備工事などの専門工事会社のほうで強いニーズがあります。風量とか照度とか、各種の検査業務が多く、それらを効率化できるからです。『SpiderPlus』はそうした検査をするための機器とうまく連携できる機能をアドオンでカスタマイズできるので、非常に使い勝手がいい。

 「現場のことをよくわかっているレゴリスさんのシステムだから信頼できる」と専門工事会社が積極的に導入している。そうなると、専門工事会社を束ねて現場を管理する総合建設会社も使わないと現場がうまく動かない。そんなふうにボトムアップでシェアを高めてきています。

―今後のビジョンを教えてください。

 海外市場および建設以外の領域への進出を考えています。海外展開する最初の一歩としては東南アジアが有望でしょう。日本の建設会社が現地の建設工事を受注するケースが多く、そこから広げていくことが可能だからです。東南アジアはネットやクラウドのインフラ整備がまだまだ進んでいない。建設Techを活用できる環境が不十分なため、欧米の企業も未進出。私たちはインフラの整備状況を横目で見ながら、先んじて進出できる態勢を整えています。

 課題としては多言語対応。また、各国ごとのUI構築も重要です。日米のマンガやアニメにテイストの違いがあるのと一緒で、国によって好みのインターフェイスがありますから。

 建設以外の領域への進出では、「検査」の業務が多い、たとえばビルメンテナンス、鉄道や航空など交通インフラといった分野です。すでに、鉄道やビルなどのシステムを手がけるアイテック阪急阪神と資本・業務提携しており、まずはビルメンテナンスや鉄道関連設備の検査システムについて開発を進めています。

インフラからUIまで携われる

―そのビジョン実現のために、どんな人材を求めていますか。

 高いITスキルをもつ人材です。建設業のことは、入社後に仕事をしながら自然におぼえてもらえばいい。私たちのシステムが導入される建設現場では、いまドローンやロボットの活用が進みだしています。そうしたマシンとの連携も視野に入れてプロダクトをつくっていかなければいけない。高いITスキルとは、技術面の好奇心、プログラミングスキルはもちろん、そうしたハードウエアの側面や、海外のユーザーに使ってもらうためのUIの設計といったところまで、幅広くチャレンジできるエンジニアがよいと思います。

 今後さらに企業成長を果たせたら、未経験の若手でも自社で一人前のエンジニアに育成していくつもりなので、「後進の育成」に関心のある人も求めています。

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